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サステイナブルコーヒーとは?・・
サステイナブルコーヒー(持続可能なコーヒー)はスペシャルティコーヒーの中でも、さらに持続可能な営農によって栽培されたコーヒーにあてはめられている。これらは大きく分けて、オーガニックコーヒー、フェアトレードコーヒー、シュードツリーコーヒーで構成され、それぞれ有機無農薬、公正な交易、環境保護などが主な認証理念となっている。

SCAAのレポート(Sustainable Coffee Survey of the North American Specialty Coffee Industry July 2001 Daniele Giovannucci著)では、サステイナブルコーヒーを下記の通り定義している。

オーガニックコーヒーは、土壌を保全し、化学薬品の使用を禁じた手法で生産されている。

フェアトレードコーヒーは、最低販売価格が保障された小農家からなる農協を通じて供給されている。

シェードツリーコーヒーは、森林で覆われた土地で、多様な生態系の保全や渡り鳥の保護に配慮して生産されている。

これらのコーヒーは、それぞれの市場や認証基準によって定義されているが、実際には、これらのカテゴリーの多くは重複しあって、複雑化している。例えば、フェアトレードコーヒーはオーガニック農法で栽培されているところが多いが、それが認証基準となっているわけではない。オーガニックコーヒーはシェードツリー農法で栽培されていることが多いが、それが認証条件ではない。

サステイナブルコーヒーの原則
CONSERVATION INTERNATIONAL
CONSUMER’S CHOICE COUNCIL
RAINFOREST ALLIANCE
SMITHSONIAN MIGRATORY BIRD CENTER
SUMMIT FOUNDATION

コーヒーの生産は、世界経済の中で大きな役割を占めている。熱帯地方の多くの農家や、コーヒーが外貨獲得のための貴重な資源となっている国々では、コーヒーの生産が主要な収入源となっている。またコーヒーの生産は、動植物の生態系が多様な地域と一致しており、それらを絶滅させることも、保護することもできる。正しい状況を与えられれば、コーヒー生産は環境、経済の両面に利益を与えることができる。

しかしながら世界のコーヒー業界は危機に瀕している。現在の流通価格は世界中の多くの地域での生産コストより低く、この流れが短期間で変わる見通しはほとんどない。大部分が貧困状態で暮らす小農家である。世界中のコーヒー農家は、彼らの僅かな収入がさらに減少するのを経験している。いくつかの国々では広大な熱帯雨林が、質の劣ったコーヒー生産、世界的な供給過剰、多様な生態系の損失といった問題を内包しながら、コーヒー畑に転換している。慢性的な安値は、農家に良質の物の生産とその価値を守る事を、彼らの農地と自然資源を守る事を、そしてかれらの生活を維持することを困難にしている。

この状況は世界規模での社会的、環境的な災害を引き起こす可能性がある。この20 年間、農家に適当な価格を支払い、オーガニック製品にインセンティブを支払い、自然資源の管理を実践することに報酬を支払うことにより、これまでとは異なる市場機会を作る試みである、サステイナブル・コーヒーの動きが現れてきている。これらの動きは、政策決定者、市場関係者、生産者と消費者の間での認識を深めさせてはいるものの、未だサステイナブル・コーヒーが世界に提供できるものと現実の世界のコーヒー市場との間には、大きな溝がある。生産者へ支払われる価格の継続的降下により、サステイナブル・コーヒー運動の発展は未完成である。

サステイナブル・コーヒーの成長を促し、世界のコーヒー産業の環境保全問題に明確な基準を設け、協力して行動する機会として、Consumer’s Choice Council は「コーヒー生産の自然保護原則」を整備した。Falls Brook Centre のPatrick Mallet はこの文書をConservation International、Rainforest Alliance、Smithsonian Migratory Bird Centerと協力して作り上げた。

コーヒーの生産と生物多様性の保全を統合すること
コーヒー生産に関する明快且つ簡潔な自然保護原則は、コーヒーの生産を改善し、生物の多様性を保存する戦略となる。その原則はまた、世界を取り巻くコーヒー生産と流通の複雑な環境を対処するための科学的情報と技術的解決法が、どこで必要とされているのかはっきりさせることにも役立つ。

市場の発展や市場からの利益を享受する事により、手段と動機付けを創造すること
コーヒー生産の自然保護原則は、経営管理や購買決定などの機会を通して、自然保護の一員として働く生産者、輸出入業者、焙煎業者、消費者に対して価値のある特典を与えている。彼らは、既存の産地証明プログラムに参加することで、信頼できるコーヒーに対する市場を創りあげ、認知をさせるという機会を得ている。

関係者の協力を助長し、地域基準を促進すること
コーヒー生産の自然保護原則は、コーヒー生産とそれに付随する業界関係者、認証業者、生産者連合、開発業者とその他の市場関係者に対して、自然保護の基準点を定めている。関係者それぞれが協力しあい、自然保護原則をより効果的に守ることで、現存する自然を保護し、地方の環境に合った保護水準の基準が生まれる。

計画と監督を公表すること
「保護原則」は世界のコーヒー生産における農業環境を改善させ、その結果を確認するとともに、環境景観計画、環境影響評価、農場経営計画、監視作業、記録を保管することを促している。全ての関係者は透明性、説明責任、自然保護利益立証のための厳格な書類提出が求められている。

公共性と資金調達に影響をあたえること
「保護原則」は、政府機関や国際機関による自然保護政策、計画、業務の延長といったことに影響を与えている。シェードツリーのないコーヒー農園への転換や自然の森にまで農地を広げた農園にはインセンティブを支払わないなど、「保護原則」の優先順位として、地域保護計画、環境規制が含まれている。

コーヒー生産における自然保護原則
本原則は、全世界のコーヒー生産地における農家、ミルに適用することを目的とし、またあらゆる自然保護関連認証プログラム策定における基本理念となる。加えて、本原則は産業規範や管理基準を策定する際、政府や公的機関がサステイナビリティー重視の政策へと修正する際、また技術援助プログラムを近代化させる際の基準となることを目的としている。さらに本原則はコーヒーの品質こそがマーケット評価における最優先事項であることを明らかにし、消費者に対して品質の高い商品を提供するためにはコーヒーのどの流通ステージにおいても付加価値の強調説明が不可欠であることを言及するものである。

幾つかの場合において、この様な原則の適用には生産者・地方組合から政府までの団体間の協力が必要とされる。原則は、適用される地域の気候・環境的要素・伝統・文化等々に基づいて修正されるべきである。しかしながら、コーヒー生産システムの向上を目的としたプログラムは、少なくとも本原則に基づいて方向性を示し、随時その発展を監視・評価するべきであり、このことこそが真の自然保護の恩恵を確たるものにする。

1.住環境のサステイナビリティー
コーヒー生産システムとその商業化は、生産者の社会的・経済的な暮らしを向上させ、地方共同体に経済的地位を提供するべきである。

市場へのアクセスを確保すること、また買い手との長期間に渡る取引関係を築けることで生産者は暮らしを向上させることができる。生産者達にとって最優先事項として考慮されなければならないのは、公平な価格である。

コーヒー生産の代わりに補助収入源となる農場作りや共同体との多様な活動を促進することにより生産者の収入ソースを多角化することで生産者を助けることができる。

コーヒー生産者には、農園における農業生産活動を導く長期的なマネージメント計画が必要であり、またその計画は継続的な査察によって定期的に更新・修正される必要がある。

マネージメント計画の作成、監視、推進には必ず地域社会が関与しなければならない。

農協組織は、個々のメンバーの基本的人権が確保されているか、また必要最低限の要求が充足されているかを確認し、またそれが継続的な向上へと方向付けられているかを確認する為に機能する。

労働者を雇用するコーヒー農園は、地方自治体の法律、労働者の権利と利益に関係する国際規約を遵守し、継続的な向上プロセスの推進者となる。

賃金と利益は、地方法と国の法律によって定められている最低ラインを下回ってはならない。

労働条件は、関連法規やその他労働者の健康と安全に関する基準を下回ってはならない。

季節労働者を含む労働者とその家族は、携帯できる水分・衛生施設・住宅供給・教育と運動、交通、健康サービスを提供されなければならない。

労働者の団結権及び交渉権は、地方法と国際義務に基づいて保証されなければならない。

2.生態系と野生動物の保存
コーヒー生産システムは農場とその周辺地域に生息する動植物の多様性と生態系機能を維持・拡大に貢献するべきである。

原生林には手を入れない。

数の少ない絶滅寸前の種や生物は保護しなければならず、また狩猟や絶滅危機に直面している植物や動物の商業的採取にはしかるべき手段で対策を講じなければならない。

コーヒー農場に元々植生していた木々や、その地方特有の生物の多様性を保護するシェードツリーの保護はコーヒー生産システムに組み込まれ、実行される。

シェードツリーを保全することで、食物連鎖・再生産のプロセス及び動植物の生息地が保全される。

湿地帯と原生林を含む、コーヒー農場と生産者居住地域の周りに位置する、環境的に価値のある地域は保護される。

コーヒー農場とその周辺環境では、野生動物の生息地や保護地域間の渡り鳥の通り道を
提供し、様々な地形的・生物学的モザイクを形成することができる。

非持続可能(unsustainable)農法により疲弊した土地においては、自然種を使用する土地復元計画が適宜実行される。

3.土壌資源の保護
農場マネージメントを実行することで土壌侵食を防ぎ、土壌構成及び栄養分の維持・増加に寄与することができる。

土壌栄養素は、有機肥料・間作物・腐葉土・堆肥などの農場資源から提供される。

侵食をコントロールし土壌の質を向上させるため、特に傾斜した地域、河川や湿地帯に隣接した地域においては、適切な措置が講じられる。

4.水資源の保全と保護
コーヒー生産システムは、水の使用を最小限に抑え、水資源の汚染を防がなければならない。

水資源を汚染から守るため、汚染源は全て排除される。

植物界の緩衝地帯を全ての水資源の近くに設ける。

水洗式精選処理に使用される水量は、効率的な技術と再利用により継続的に削減される。

水路の流れや他の水面が、互いに交わらないようにする。

5.エネルギー資源の保護
コーヒー生産システムの全段階において、エネルギーは効率的に使われ、再生可能なエネルギー源を鋭意利用する。

化石燃料の様な再生できないエネルギーの使用は避け、天日乾燥のような再生可能なエネルギー源を使う様努める。

よく整備され、営林職員の常駐する自然林からのみ、薪を確保できる。

6.廃棄物の管理
廃棄物及びコーヒー副産物は、削減・再利用の原則に従って、周辺環境に与えるインパクトを最小限に管理されなければならない。

農場における廃棄物量は継続的に削減する方法がとられる。

コーヒーの果肉や皮を含む、有機副産物と家庭ごみはコーヒー生産システムの中で堆肥として使用、若しくは再利用される。

コーヒー農場は無機廃棄物の再利用を励行する。化学物質や他の有毒性素材を含むリサイクルできない無機廃棄物は、可能であれば埋め立て、焼却しない。

7.害虫(疫病)と病気の管理
コーヒー生産システムは化学農薬・殺菌剤・除草剤・化学合成品の削減に努める。

農場は有機認証を受けるか、毒性物と化学薬品の量を削減することに力をいれる。

生物学的、文化的、機械的な害虫と病気のコントロールを含む、有機管理技術が採用される。

化学薬品は深刻な作物不足と経済的失敗を回避する為のみに使用される。

国際規約、国家規約、地域規約により禁止されている農薬は一切使用しない。

化学薬品を取り扱い、負傷の危険にさらされる可能性のある労働者に対しては、健康と安全の保証、教育の提供・保護服・適切な医学的治療へのアクセス等の適切な措置が講じられなければならない。

近隣の土地への汚染流出や地下水汚染のリスクを最小化するために、コーヒー農場は投入する化学薬品を取捨選択し、必要最小限の使用量に抑え且つ最大の効果を得る様努める。
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# by horoniga-com | 2004-07-26 01:16 | マスターのつぶやき
ブラジルのコーヒーとは・・

日本からみると地球のほぼ反対側にある国ブラジル。現在そこに暮らす日系人は、何と150万人とも言われています。日本以外に、これだけ多くの日本人の血を受け継ぐ人々が住む国は他にありません。ブラジル・サンパウロ州では、6月18日を「日系人移民の日」としていますが、なぜこれほどの日系人の方々がコーヒー大国ブラジルに暮しているのでしょうか。今月はブラジルコーヒーと深いつながりを持った日本人にスポットをあててみました。

ブラジルでは1888年にようやく奴隷制度が廃止。それまで農園で働いていた人々は街へと移り住み、農園は極度の労働力不足となり国の経済に深刻な打撃を与えました。時同じ頃サンパウロ州においてはコーヒー栽培が盛んとなり始め、サンパウロ州のコーヒー農園は人手を必要とし、“コーヒー栽培に従事できる働き手となる定住移民=農民”の移住をヨーロッパ諸国に呼びかけました。当初コーヒー栽培はヨーロッパからの移民によって行われていましたが、労働の苛酷さに加え、第一次世界大戦が勃発すると、ヨーロッパ各国がブラジルへの移民を停止したことで、それに代わる労働力がますます日本に求められるようになったのです。こうして人々はコーヒー栽培の担い手となるためにブラジルへと旅立って行きました。

当時、移民を募る広告には“舞って楽しくそして留まる”=舞楽而留(ブラジル)という当て字を用いた国名が掲載されていたそうです。日本での暮らしに別れを告げ新天地ブラジルに希望の光を求めて、1908年(明治41年)4月28日午後5時55分、781名を乗せた笠戸丸(かさとまる)が神戸港を出港。52日間の長い船旅を経てたどり着いたのが、今日もなおブラジル最大のコーヒー積出港である“サントス”でした。

東洋から来た小柄な移民たちを見たブラジルの新聞記者は、他国の移民とは全く異なる日本人の清潔さや礼儀正しさ、そして大勢の日本人が立ち去った後にチリひとつ落とさぬ彼らの姿には、大いに驚いたといいます。いつの時代も決して忘れたくない日本人らしい公衆での礼節心を感じさせられます。

“コーヒーは金の成る木”と信じてブラジルへ来た移民たちは、この地へ来て生まれて初めて飲んだコーヒーの苦さに驚き、口に含んだコーヒーを吐き出して、こんな苦いものを育てる為に遥々海を渡って来たのかと不安にかられたそうです。そして奴隷解放から長い年月が経ってはいたものの、農園を取り巻く環境はさほど変わってはおらず、銃を持ち、馬にまたがった監視人の下で行う農作業は、コーヒー栽培の過酷な肉体労働以上に精神的苦痛の芽を日本人移民たちの心に植え付けたと言います。

コーヒー栽培の傍ら、借地で稲作を試みようとした移民たちは、川べりの湿地近辺に住居を構えました。また、遠い異国の地においても風呂を極楽浄土と重ねあわせた精神志向は変わることなく、好んで川辺に住んだためにマラリアで命を落とし、まるごと全滅した村落もあったそうです。これは稲作文化に培われ、身と心を清めることを尊ぶ日本民族の魂が生み出した悲劇でした。

その後も、日本からの移民の数は増え続け、1923年関東大震災の救助策として、政府は特別補助金を出して110名を移民としてブラジルへ送り出しました。更に1927年、日本では金融恐慌、1929年の世界恐慌、1931年の東北・北海道の冷害など、経済不況や天災はさらに移民を送りだす引き金にもなりました。やがて自作のコーヒー農園を営む人、また、土地を離れサンパウロ近郊に移り住んでゆく人々も増え、ブラジルにおける日系人の活躍は農業だけに留まらず教育や医療、政治へと活躍の場を広げてゆきました。

実にブラジルへ渡ってきた日本人のうち、およそ8割の人々がコーヒー栽培に従事したと言われています。そうしてサンパウロ州のほとんどのコーヒーの木は、幾多の困難を乗り越えた日本人移民の手によって育まれ、特に、今日ブラジルコーヒーの名産地のひとつとして知られるサンパウロ州モジアナ地域においての活躍ぶりは、ブラジルコーヒーの深い味わいを生み出す礎となりました。

最後の移民船が、神戸の港からブラジルに向けて出港したのは1971年(昭和46年)。のべ25万人もの人々がブラジルへと移住したとされています。日本人がブラジルに伝え広めた農業技術は多方面に及び、例えば、ブラジルでは長いこと輸入に頼っていたコーヒー生豆を詰める「麻袋」の材料である麻の栽培、胡椒の栽培をはじめ、新鮮な生野菜を食べる食習慣なども日本人の農業技術がもたらしたものだったのです。

こうしたブラジルへの貢献を評価し、ブラジル・サンパウロ州は6月18日を「日系人移民の日」と定めたのでした。
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# by horoniga-com | 2004-07-26 01:06 | マスターのつぶやき
レインフォレスト・アライアンスとは・・

農業規模の無秩序な拡大は、熱帯地方の森林存続に関する脅威となりつつある。生態系が豊かな地域においては、農場が水質汚染、森林伐採、土壌侵食といった問題にしばしば責任を負っている。このような問題に対し、レインフォレスト・アライアンスと独立非営利の環境保護団体であるサステイナブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN)は、レインフォレスト・アライアンスの社会環境認証システムを創った。レインフォレスト・アライアンスは、熱帯雨林の保護に関するガイドラインを作成するべくSANに所属する9つの団体と共に、社会及び環境団体、事業体、政府及び他の利害団体と行動している。

認証活動は、地域コミュニティ、生産農家、消費者、熱帯雨林に住処とする野生動物それぞれに恩恵を与えることができるよう、販売を促進し、営農活動を改善する包括的なプロセスである。

どのような商品が認証されるのか?
Rainforest Allianceでは環境及び社会基準に応じてコーヒー、バナナ、ココア、オレンジ、切花、及び植林地に対して証明書を発行している。2004年5月現在、ブラジル、コスタリカ、コロンビア、エクアドル、グアテマラ、ホンデュラス、ニカラグア、パナマ、フィリピン、ハワイ、メキシコ、エルサルバドルの558の農家と農協(233,963ヘクタール、94,722エーカー)に対して証明書を発行している。

どのように認証は行われるか?
この認証基準は本物のサステイナブル農業へ農家をいざない、独立した監査人を派遣することで改善への物差しを与えることができる。その基準に合致した農家は農産物の映えある称号であるレインフォレスト・アライアンス認証シールが付与される。このプログラムは社会的でありかつ環境保護的な基準を併せ持つ。そして、地域の文化、環境、営農形態、政治体制などを考慮したその地域のグループによって管理されている点に特徴がある。地域に根ざした認証機関はコストが安く、その地域の文化特性に理解があり、農家、輸出業者をサポートする体制に優れている。

その認証システムの手順は、1)SANの技術者が農地を訪問、予備審査を行い、認証獲得のための改善指導し、2)農業経営のための包括的な監査を行い、3)評価レポートにより、認証委員会はその農家が認証に値するかどうかを決定し、4)管理者や監視人にエコラベル使用の契約をおこない、認証農産物を取扱い、市場でのプロモーションを行う。

レインフォレスト・アライアンスの認証はフェアトレードか?
レインフォレスト・アライアンスは、労働者に対する規定を広範囲に定めており、そこには労働者の団結権を保証し、その国で定められた最低賃金法を守るよう規定している。また、安全で清潔な労働環境、飲用水の供給といった人が生活する上で適当な住居、労働者やその家族に対する医療機関、労働者の子女に対する無料の教育機関等の提供を義務付けている。フェアトレードは不利な立場にある生産者に彼らの農産物の価格を保証することを目的とした別のマーケティングシステムである。フェアトレードは組織化された小農家に対し、その農産物がどのようにトレードされるかを対象としている。レインフォレスト・アライアンスは持続可能な農業マネージメントに基準を置いている。レインフォレスト・アライアンスとSANは小農家の集まりである農協組織や家族経営の農家から、大企業によって管理されているプランテーションに至るまですべての農家を対象に活動し、すべての農業生産者に対し様々なレベルでの変化を促し、利益を確実にしている。

レインフォレスト・アライアンスの認証はオーガニックか?
レインフォレスト・アライアンスの認証は限定され、厳しく管理された範囲内での農薬の使用を認めており、野生生物の保護と労働者の福祉といった二つの活動において、オーガニックの認証を超えるものである。SANの基準は世界で認められている完全な害虫駆除法(IPM)に基づいている。レインフォレスト・アライアンスで認証された農場ではEPA(アメリカ環境保護局)及びEUで使用が禁じられた農薬は使用しておらず、またPesticide Action Networkが選んだ"Dirty Dozen"リストにある農薬も使用していない。農薬使用は削減しつつ、可能であれば農薬の代わりに生態系を利用した農法に変更して行く。レインフォレスト・アライアンスの認証システムは広く農業全般に対応できるよう改良されており、農業規模の大小に関わらず全ての農場において、現実的かつ効率的な脱農薬農業に移行できるよう作成されている。

レインフォレスト・アライアンスの認証活動は野生動物を保護するのか?
野生動物の保護は持続可能農業の管理システムにおいては不可欠な要素である。レインフォレスト・アライアンスの基準には野生動物、森林、及びその他農場内及び周辺に住む生物の保護に関する規定も盛りこまれている。自然林地域にある認証済みコーヒーおよびココア農場では異なる種類の緑陰樹を維持するよう定められており、小鳥からサルに至るまで種々の動物とっての住処となっている。認証済みの農場は野生動物の楽園となっており、保護地域周辺での緩衝地帯として機能することもある。また認証済農場の多くは森林資源の保護活動も行っており、水資源の供給や野生生物の生息場所を確保する目的以外にも、薪やフルーツ等の供給にも役立っている。

プログラムの資金は、誰が負担するのか?
レインフォレスト・アライアンスの認証基準は長い時間をかけて、SANの加盟団体、農業従事者、科学者や多くの顧問等関係者の自発的な協力を得てここまで整えられてきた。 多くの独立したメンバーや支援者はこの計画に貢献し、多くの民間の基金がその努力をサポートしている。

レインフォレスト・アライアンスやその他のSANのメンバーはこの認証サービスに対して費用を請求している。現在では、活動資金の約25%がレインフォレスト・アライアンスおよびSANによる認証に関連する手数料によって運営されている。また農場側で技術者や検査官の旅費および日当を支払うことになっている。ただし地元の技術者や検査官を派遣することで他の同様のシステムと比べてもコストを低く抑えてある。また農場の規模に応じて年間の認証費用も農場が負担している。これらの費用を支払う能力がない農場に対しては資金の借り入れ先を見つけ出し、また、サプライチェーンを通じて、より多くの関係者に認証に関わる適度なコストの一部を負担してもらえることも試みている。

農家の利益とは?
認証プロセスは農場の効率を高め、高価な投入資材を削減し、営農管理の改善に役立っている。労働者は清潔で安全な職場を得ることができ、さらに各種の権利も重んじられている。認証済み農場は専門のバイヤーとも繋がりを持つことができ、安定した契約、資金面での有利な条件、広告宣伝、技術面での指導、さらに市場でのプレミアム価値を得ることができる。レインフォレスト・アライアンスおよびSAN加盟団体は農場と買い手の交渉には直接関与していないが、多くの農場は認証があることによりプレミアム価格を享受している。

レインフォレスト・アライアンス認証済み農産物の市場はあるか?
賢い消費者は環境に優しい商品を探しており、そういった面での管理がきちんとしている農場で生産された農産物を求めている。アメリカのハートマングループによると、86%のアメリカの消費者は環境と健康の関連を認識しており、63%の消費者は環境にやさしい商品に対しプレミアム価値を支払う意志があり、53%の消費者は認証された商品を購入することで、サステイナブル持続可能な農業を支援している。

さらに、流行を創り出す食品会社やスーパーマーケットでは、売り物の農産物がどこで、誰に、どのように栽培され、それがどのような社会的、環境的な意義があるかということに注意を払っている。認証システムは、最良の営農管理手法を確実に実践し、農家から消費者に対し信頼できる情報を伝えることができるもっとも効果的な手法である、というコンセンサスが育ちつつある。レインフォレスト・アライアンスとSANの参加メンバーは、資源保護と農業の相互依存に関する社会認識を広めている。

レインフォレスト・アライアンス認証ラベルは、サステイナビリティ(持続可能性)を意味しており、かつては環境保護団体や開発援助団体によって使用されていた。現在では、貧困と汚染に立ち向かう意味も含めた言葉として人々の関心を得ている。さらに情報通の農家、会社、投資家、社会では、今ではサステイナビリティを、生活を改善させ、資源を節約し、利益を得るための明確で、意識を高揚させ、対等のWIN-WIN関係を意味する言葉として理解されている。この「人類と地球と利益」のメッセージが市場に広がることにより、サステイナブル農家からの商品の需要は継続的に発展するだろう。
http://www.rainforest-alliance.org/

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# by horoniga-com | 2004-07-26 01:02 | マスターのつぶやき
FAIRTRADE フェアトレードとは・・・
b0002826_048225.jpgb0002826_0481693.jpgフェアトレードのマークのついた製品は、環境に優しい農業やよりよい組合の運営などに取り組む生産者に対して、生産者が本当に必要な代金を前払いしたり、長期の取引を保障しているものです。定期的な収入を得ることによって、生産者は安定した生活を送り、それにより彼ら自身で社会を発展させ、また土や水に無理な負担をかけることなく良質な作物づくりに励むことができるのです。

フェアトレードは、1960年代に、経済的、社会的に立場の弱い生産者に対して通常の国際市場価格よりも高めに設定した価格で継続的に農産物や手工芸品などを取引し、発展途上国の自立を促すという人道的側面が強い社会運動としてヨーロッパから始まりましたが、現在では、経済的、社会的、環境的問題のバランスをとる持続可能な発展のための社会的措置であると認識されています。

当初、草の根活動だったフェアトレードは、現在では世界的ネットワークを形成し、何千もの小規模生産者グループや貿易会社、そして何千万の消費者に直結する貿易システムを組織するまでになりました。

中南米、アフリカそしてアジアの40カ国以上で500万人の生産者が、フェアトレードの恩恵を享受していると推定されます。たとえば、ニューヨーク市場のコーヒー・アラビカ豆の国際市場価格、ロンドン市場のコーヒー・ロブスター豆の国際市場価格と、フェアトレード・コーヒーの最低価格を比較すると、コーヒー農家が得る特別利益は、総額30億円に近い額になります(2001年の価格に基づく計算による)。(FLOより)

一般のマーケットにフェアトレード商品を広めるために、基準を作り、それを消費者に知らせるラベル運動は、1988年オランダでマックスハベラーとして、1992年にはドイツでトランスフェアインターナショナルとして組織されました。現在、IFAT(International Federation for Alternative Trade)が、200以上のフェアトレード企業と生産者組織を取り扱い、また、FLO(Fairtrade Labeling Organizations International)が、2004年3月現在、375の生産者団体及び300弱の関連企業を取り扱い、アメリカ、カナダ、ヨーロッパや日本などの17カ国の国レベル組織の代表として世界的に活動を広げています。

2002年のフェアトレード製品の全世界での売上高は、4億ドルを突破したと推定され、その市場は急拡大しています。世界での平均売上高は、2001年から2002年に年率約21%の上昇を記録し、オーストリア、フランス、ノルウェーでは、100%以上の急拡大を遂げ、アメリカでのフェアトレード認定コーヒーの売上高は、年率46%上昇し、スイス、カナダ、イギリスでのフェアトレードの伸び率は、年率30%を超えました。

FLOフェアトレード規格は、コーヒー、紅茶、チョコレート、砂糖、はちみつ、バナナやマンゴなどの果物、ドライフルーツ、フルーツジュース、米、ナッツ、香辛料、ワイン、綿製品、ジャガイモやえんどう豆の野菜、サッカーボールに定められており、さらにパパイヤなどのトロピカルフルーツ、オリーブ、エビなどの魚介類、その他の熱帯産の日用品に対する規格が定められようとしています。日本で取り扱われているフェアトレード・ラベル認定商品は、このうち、コーヒー、紅茶、チョコレート、はちみつ、などです。

1.農家は良い商品を作る。その商品にみあう適正な価格で販売。
2.業者はその商品にみあう価格で買い取り、良い商品を提供する。
3.消費者は良い商品を適正価格で購入する。

その図式が続く事が最も望ましい形であり、SCAAで掲げているサスティナビリティー(継続)にあたる。理屈は大変素晴らしい・・・・。が、価格の割りに素晴らしい商品が少ない事も事実で、品質を売りにしているお店には辛い所。今後環境保護も踏まえ、品質の高い商品が作れる環境をイロイロな団体で進められている。数年後には素晴らしい環境が整うでしょう。
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# by horoniga-com | 2004-07-26 00:50 | マスターのつぶやき
Uz Kapeh ウーツ・カペー とは・・・
b0002826_0304343.gifコーヒー・サプライチェーンはとても複雑です。「顔のみえるコーヒー」「コーヒーの履歴書」:誰が生産し、そしてどのように栽培しているのかと言う情報を入手するには困難です。

では、販売しているコーヒーが実際環境にやさしく、効率的に栽培されていると保障できるのでしょうか?

その問いに”Utz Kapeh”がお答えします。当基金は独立した基金であり、安全で信頼性の高いコーヒーを認定する機関として、世界中にイニシアチブをもつ先駆的な存在です。”Utz Kapeh”はコーヒーブランドではありません。それは、認定プログラムです。当基金は、栽培農家や環境に配慮しながら、コーヒーの安全性を保障するプログラムなのです。当基金の認定プログラムは環境や社会に配慮した国際基準にみあうコーヒーをお客さまに保障します。

1、Utz Kapehとは何か?
”Utz Kapeh”とは安全性・信頼性の高いコーヒー製造業者の皆様の為の認定プログラムを業務としています。さらに、コーヒー製造業者の皆様と、焙煎業者の皆様の双方の付加価値をクリエイトするサポートもしております。

2、Utz Kapeh認定済み珈琲とは何か?
独自の管理基準”Utz Kapeh Coda of Conduct”に沿って生産されています。こうして生産されたコーヒーは社会・環境に最適な業務活動や効率の良い生産農家運営の要求を満たすものです。

3、Utz Kapehはどのように機能するのか?
管理認定基準に沿ったコーヒー製造業者は、”Utz Kapeh”の認定を取得します。認定を獲得した業者からの購入によって、コーヒー銘柄は原産地の安全と信用を獲得します。モニタリング・システムによって、認定済みコーヒーの経歴や履歴を全て把握する事ができます。

4、Utz Kapehの認定がなぜ必要なのか?
○安全性と信頼性の高いコーヒーの製造の再認識
○”Traceable”つまりコーヒーの履歴が追跡できるコーヒーチェーン
○新しいマーケット・オポチュニティーの創造
○より良い取引条件

5、Utz Kapeh認定済みコーヒーの価格設定は?
”Utz Kapeh”認定済みコーヒー価格契約は、売り手と買い手の交渉によって決定されます。”Utz Kapeh”はいかなる価格交渉にも介入しません。”Utz Kapeh”認定は、コーヒー製造業者にさらに良い条件を獲得してもらため、権限を委譲しています。認定済みの安全・信頼のコーヒーは適正価格で取引されるべき商品だからです。

                 http://www.utzkapeh.org/ HP参照

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”Utz Kapeh”はマヤ語で”よいコーヒー”の意味。他に独立・主流・透明・市場煽動という意味も含まれる。コーヒー製造業者や銘柄を、世界標準で安全・信頼性の高い製品にするプログラムで、現在世界で13ヵ国で生産、8ヶ国で消費されている。品質の側面からコーヒーを認定し、トレサビリティを明確にしている。 1997年グァテマラで設立され、現在ガテマラ、オランダにオフィスがあ る。SCAAの会長クリスチャン氏がガテマラの代表になっている。


右はアトランタ・カンファレンスの総責任者・現SCAAの会長クリスチャン氏。左は株)ゼラード珈琲ブラジル駐在事務所代表 山口彰男氏。(マカウバデチーマ農園で大変お世話になりました)
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# by horoniga-com | 2004-07-26 00:37 | マスターのつぶやき
はじめまして。
b0002826_2472753.gif 『おすみとマスターのブログ』へようこそ! 店長のおすみです♪
ブログと言うもの物を始めました!なにやら使いこなしたら凄く便利そうですので、コメントをお待ちいたしております§^。^§
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# by horoniga-com | 2004-07-25 02:50 | おすみの気まぐれ日記