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フェアトレードの意義-1
発展途上国で食品製造を行う生産者に対し、製品に対する公正な価格を提供するために創設されたフェアトレードの動きは長年、一般的な商品を高値で販売する動きと見なされていた。
しかし英国でフェアトレードの動きが始まってから11年が経つ現在、動きは少数派から主流のものへと変化を遂げている。現在1,100もの製品がフェアトレード基金の厳格な規定にそっており、それは昨年の130を大きく上回る。21カ国で製品を販売する同基金は昨年、英国だけでもビールからフットボールからチョコレートまで1億4,000万ポンド相当の製品を販売した。そして販売額は年間40%の成長を見せている。 しかし世界最大の直接的なコーヒー買い付け業者であるネスレ社が、パートナーズ・ブレンドと言うブランド名の下、フェアトレード認定のコーヒーを販売する発表をしたように、フェアトレード商品をより多く販売しようと言う探求は行き過ぎてしまったのか。 ネスレ社は、コーヒー焙煎業者として世界主要5社に入っており、その5社で世界コーヒーの約半分が買い付けられている。英国内で主要焙煎業者がフェアトレードの動きに加盟したのはネスレ社が初めてである。同社はエルサルバドルとエチオピアの生産者と今回の取り組みに着手するため、565,000ポンドの資金を投入し、英国内でのマーケティング・コストとしてさらに100万ポンド投入する予定でいる。 フェアトレード基金の英国支部のエグゼクティブ・ディレクター、ハリエット・ラム氏は、今回のネスレ社による発表はフェアトレードにとって「転換期」であると言う。しかし支援団体や、慈善団体、そして貿易連合などは今回の発表を好意的にみていない。 公共事業連合のユニソンは、今回のネスレ社の動きを「皮肉」と評し、世界的な貧困を根絶することを目標にしている慈善団体War on Wantは、フェアトレードはネスレ社のような多国籍企業による独占に対抗するために設立されたものだと苦言を発表した。その他団体は、ネスレ社が加盟することで、フェアトレードの品位が下がると発表した。 反対派は、小規模農家が生計を立てられない水準までコーヒー価格を下落させた一部責任は、ネスレ社やその他のコーヒー企業にあると言う。 反対派はまたネスレ社が過去に、母乳で育てる方が乳児の生存率が高いとの裏づけがあるにも関わらず、発展途上国で精力的に粉ミルクを販売するなど、倫理的に受け入れられない行動をとっていたことを挙げた。 次回に続く・・・。 FAIRTRADE フェアトレードとは? 一日ワンクリックσ(^_^;
by horoniga-com
| 2005-11-05 10:48
| マスターのつぶやき
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