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あれ 鈴虫が鳴いている~。
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里帰り その後・・。
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最高気温更新!
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> アフリカのコーヒー事情 -1

近年わが国のロブスタコーヒー輸入は、インドネシアとベトナムを筆頭に、インドやブラジル産のコニロンで大部分がまかなわれており、1980年代まではかなり実績のあった象牙海岸やカメルーンは、全く影の薄い産地になっています。それに対してアラビカの輸入は、エチオピアやタンザニアなどが重要な輸入先として常に上位を占めており、やはりアフリカのコーヒー生産国の状態は、日本の加工業界にとって、目の離せない存在です。

アラビカの国際相場は、昨年来かなり回復を見せていますが、実はロブスタの方が値上がりの幅が大きく、ICO複合指標価格押し上げの原因にもなっています。

それでも両品種ともごく一部を除いては、現在の価格で生産コストをまかなえる生産者はいないと伝えられており、エチオピアのナチュラルコーヒーでさえも、価格が10倍もする覚醒剤原料の栽培に押されていると云われています。

偶々世界中が注目しているアメリカのICO再加盟を巡る米国政府内部の意見対立問題も、農務省の反対に対して国務省は、アフリカや中米のコーヒー生産農家の困窮状態が続けば、麻薬栽培やテロの温床になる危険があるとの国家安全保障局の進言で、コーヒー生産者支援のツールとしてのICOには、再加盟の価値があると真剣に考え始めていると伝えられており、アフリカのコーヒー産業の実態は、アメリカの外交問題にとっても重要案件となっています。

功利主義的なアメリカにとって、1962年の第1次ICA締結に主導的な役割を演じた当時の、最大問題だったキューバ危機下での共産化防止対策が、9.11以来今や完全にテロ防止対策に目的を変えている現在、アフリカのコーヒー生産国に対する資金援助は、莫大な金額にのぼっており、コーヒー生産者への関心は並々ならぬものが感じられます。そのような状況下でのアフリカ生産国事情を、リヒト社が報告していますので紹介。

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過去10年間にアフリカ諸国のコーヒー生産量は、大きく変動してはいないが、国別にはかなり変化していることが分かる。戦争をはじめ反乱や異常気象などが、生産量低下の原因となったが、相場の低迷も肥培管理の悪化を招き、より収益性のよい作物に転換させている。

アフリカ大陸でのコーヒー生産が、どの程度潜在力を持っているかを占うため各国の過去10年間の最高生産量を足してみると、合計で2,880万袋になる。それに比べて同期間の平均生産量合計は年間1,400万袋から1,600万袋に過ぎず、最高でも1999/2000年度の1,970万袋だった。

最も大きな打撃を受けたのは、ザイールと呼ばれていた現在のコンゴ民主主義共和国で、主産地となっていた同国東部は、最初に内戦が発生した地域であるとともに、その後ルワンダやウガンダから侵攻されている。その結果1994/95年度には120万袋あったコーヒー生産が、2002/03年度には僅かに49万袋まで落ちてしまった。

更に象牙海岸の被害はもっと新しく、コーヒー生産の3分の1を占めていた西部で、内戦が始まってしまい、今やこの地域は反乱軍に占拠されている。その結果コーヒー生産は、1999/00年度の630万袋から、2003/04年度には250万袋に減少しており、嘗てはアフリカ第一の生産国だった象牙海岸が今やエチオピアやウガンダの後塵を拝して第3位に転落しているが、同国は1998/99年度には世界第5位の大生産国だった。

1999年にはアフリカ大陸の住民の20%が、内戦をはじめとする何等かの紛争に巻き込まれていた。とはいえ混乱の中にあっても平和の曙光が見えてきた国々もあり、特にエチオピアとかアンゴラとかブルンディでは状況が好転している。しかし史上最低水準といわれた国際相場の低迷は、肥培管理の悪化だけでなく、資金の投入やインフラの整備も後退させている。

世界銀行は、今後アフリカ諸国の民生を向上させるためには、少なくとも毎年180億ドルの資金を投入する必要があると推測しているが、今のところ実際にはその3分の1しか投資されていない。

2003年9月にメキシコのカンクンで開かれたWTO会議の失敗により、アフリカ諸国の発展の可能性は非常に傷つけられた。OECD各国向けのアフリカ産品の輸出に対しては、OECD域内課税の10倍の関税が賦課されており、特に農産物に対する輸入障壁は非常に厳しい。金持ちの国々は自国の農民に対して、アフリカ全土のGDPが全然届かないような高額の補助金を支出している。英国の慈善団体Oxfamでは、コーヒー生産農家に対して公正な取引をすることが必要であると、飽くことなく呼びかけ続けている。一般市民も又、「フェアトレード」商品への理解が深まってきており、対応するようになりつつある。

歴史的背景
世界中で一番貧しい大陸がアフリカであり、過去25年間の経済成長がマイナスだった唯一の地域だ。人口の50%が1日当たり65USセント或いはそれ以下で生活しており、個人資産の40%は、海外に預金されている。もちろん継続的な戦闘行為だの収賄だの、それに指導力の不足が役に立った筈はないのだが、それらはどれもごく一般的なことだった。そのためアフリカ人自身がアフリカには投資しないようになってしまった。サハラ砂漠以南のアフリカ大陸への民間投資は、2002年に39億ドルだったが、その前の6年間よりも減少している。

旧宗主国からの独立が突然で早過ぎたために、多くのアフリカ諸国では、民主主義の実験が長続きせず、選ばれた指導者たちは、さっさと権力者に変身して汚職に走り、何百万ドルもの援助資金を、自分や悪友たちのポケットに入れてしまい、かなり多くの場合は、軍隊によって追放されてしまった。1960年から1970年にかけて、少なくとも59人のアフリカ人リーダーたちが、転覆させられるか暗殺に終わっている。

それでもトンネルの出口には光が見えており、多くの戦争や騒乱は平定され、大陸には平和が回復してきており、中には経済成長出来るようになった国もある。中でもルワンダとウガンダは両方ともベースが非常に低かったとはいえ、目立ったコーヒー生産国として、それぞれ年率で9.7%と6.2%の経済成長を見せている。よりよい政府の存在が成長の鍵となっており、他のコーヒー生産国としても、そのような政府の出現が、何よりも求められている。

世界中でコーヒーへの依存度が最も高い7カ国は、全てアフリカの国ばかりなのだが、多くの国で投資には障害があるため、インフラの整備は殆どと云ってよいほど阻害されており、全く劣悪状態に置かれている。雨期には多くの道路が通行不能となるので、特にカメルーンでは、コーヒーを積出港まで運び出すのが、至難な業になっている。

南アのタコ・ムベキ大統領の独創的な「アフリカ開発のための新しいパートナーシップ」が、各国によりよい統治体制を作り、汚職を追放して、無力で権威主義的な体制に、やる気を起こさせるような運動を立ち上げさせたのだが、残念ながら進歩は遅々としており、「自己評価」のための体制整備には、今後更に9カ月かかると見られている。アフリカの指導的コーヒー生産国であるルワンダとケニヤが、最初に実行に移す4カ国のトップを切ると思われるが、最終的には17カ国の参加が見込まれている。一方アフリカ連合では、自分たちの安全保障理事会を創設し、内戦を防止しアフリカ大陸から一切の紛争を排除するための常備軍を持つという計画に合意したことを、最近発表している。

インターアフリカン・コーヒー機構(IACO)には、25カ国が加盟しており、世界市場でのアフリカの輸出シェアを拡大することを目的にしている。コーヒーの品質を向上させ、マーケティングや輸出のプロモーションを通じて、シェア拡大運動を支援するために、2003年10月には世銀から220万ドルの資金を受け取っている。又IACOは、EU向けロブスタ輸出の65%削減につながり兼ねないカビ毒OTAの輸入規制強化決定を延期させるよう、ロビー活動も展開している。OTAの検出は非常にむつかしくて、資金も必要になる上に時間もかかるため、欧州業界側も規制には反対している。

生産状況
過去10年間のアフリカ生産は、年間1,400万袋から2,000万袋で、最高は1999/2000年度の1,970万袋だった。しかし国別に見ると、病害や天候不良や反乱などによって、生産量はかなりの変動があり、官僚的な干渉によっても、一部の生産者にとっては非常に悪い年があった。その上国際相場の低迷で、農園の管理が行き届かなかったり、農園を放棄したり、更には収穫作業もおろそかになったりした。

アフリカ全生産の50ないし60%はロブスタで、インドネシアなどとの競争にさらされている。他方エチオピアやケニヤ産のアラビカは、世界市場でも優位に立ち、グルメ業界では非常に人気が高い。2003/04年度の生産量は合計1,480万袋が期待されているが、象牙海岸でのトラブルで、ロブスタとアラビカが半々程度になると見られている。前年の2002/03年度生産は、1,390万袋だった。
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by horoniga-com | 2004-07-30 15:34 | マスターのつぶやき